【肌ケア連載】専門家に聞く。乾燥肌のための「洗顔後の保湿ケア」【第四回】

お肌を守ってくれる成分とは?
クレンジングや洗顔を行うと、必要な皮脂も一緒に洗い流されてしまいますが、お肌は約24時間かけて回復します。
ただし、回復前は保湿能力が低下した状態。
「肌本来の水分保持力が低下している間に乾燥からお肌を守る」ということが必要になります。
以下のような成分が水分保持力が低下している間に乾燥からお肌を守れる水溶性成分です。
化粧品は成分を見て選ぶことも大切なんですよ。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン/エラスチン
- グリセリン
- プロピレングリコール(PG)
- ブチレングリコール(BG)
- NMF(天然保湿因子)に含まれる成分
何となくお肌につけるというのではなく、その日のお肌の状態に耳を傾けてみてください。
日々、お肌の状態は違います。
化粧水や美容液、乳液で、必要な保湿成分をしっかりお肌に補っている場合、特に問題がなければ、クリームやオイルをつける必要はありません。
もし美容液や乳液で油分が少ないものを選んでいる場合は、必要に応じて皮脂の代替としてクリームやオイルをつけましょう。
皮脂膜の代わりのものって?
美容液や乳液で油分が入っているタイプのものを選んでいれば、特に皮脂膜の役割をするクリームやオイルを塗る必要はありません。
しかし、特に乾燥している箇所がある場合は、水分が外に逃げないようにする以下のような「フタ」成分をおすすめします。

By: Karolina Mis
ワセリン
ワセリンは刺激がほぼなく、また角質層にほとんど浸透せず、角質層の上から皮膚をしっかりカバーしてくれます。
誰でも安心して使えるため、皮膚科の乾燥肌治療でも使われます。
乾燥がひどく、またお肌が敏感になっているようであれば、ワセリンで表面をカバーしてあげるとよいでしょう。
その他のオイル
私たちのお肌の表面を覆う皮脂膜は、汗と皮脂が混じり合ってできており、単なる油分ではありません。
オイルをつける場合は、皮脂に近い成分のものを選び、必要最低限の量のみを使うようにしましょう。
正しい知識と健康的な生活を!
乾燥肌って何?乾燥の3つの原因をチェックしよう!の記事に記載した通り、乾燥肌の最大の原因、保湿不足を作ったのは、間違ったスキンケアによる「こすりすぎ」と「あらいすぎ」が原因の一つです。
また、環境、食事や生活習慣などももちろんうるおい不足に影響しています。
保湿力の強い化粧品をいくら使っても、食生活の乱れなどの問題があれば、なかなかお肌自体が健康で乾燥しにくいという状態にはなりません。
保湿クリームやオイルのみに頼るのではなく、毎日のお肌の声を聞きながらスキンケア方法や生活習慣を見直すことも大事!
ということで、次回はそんな「肌に良い生活習慣」をテーマに書いていこうかと思います。
ぜひまた読んでくださいね。
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